2023年を迎え、謹んでご挨拶を申しあげるとともに、昨年1年間の活動を支えていただいたみなさまに心より感謝申し上げます。
昨年を振り返りますと、2020年から引き続いて新型コロナウイルス感染症の拡大が市民生活に影響を与え、そうしたなかで世界情勢の影響を浮けた物価高騰が襲いました。その煽りをうけ、あらゆる資材、原料、肥料、飼料が高騰し、市内のさまざまな産業が存亡の危機に直面しています。こうした個人の努力ではどうしようもない現状に対し、国や地方自治体も実情に見合った支援や救済措置、市内産業を守る対策をおこなっていく必要性が喫緊の課題となっていると感じています。
市議会に送り出されて今年で4年になります。もうすぐ任期が終わりますが、この4年間、市民のみなさまからさまざまな実情を教えていただきながら活動し、市政にかけあったり質問をおこなってきました。不十分さもありますが、あくまでも市民にとってどうなのか、市民目線でどう考えるのかを判断基準にして発言してきました。それができたのも、一緒に問題を考えたり、地域のため、みんなのためにと活動するみなさまと出会えたことが大きいです。
下関市の抱える課題は非常に深刻です。私自身もっともっとみなさんの暮らしや産業の実情を学び、全体のために機能する市政にしていくための努力をしていかなければならないと思っています。あらためてこの4年間の活動を見つめなおし、人と人をつなげ、市民本位の下関市になる動きをつくる年にしたいと決意しています。
本年もよろしくお願いいたします。
本池涼子