新型コロナのワクチン接種について

12日より、4月議会が始まりました。

文教厚生委員会で新型コロナワクチン接種についての報告がありましたのでご報告します。

3月末ごろから、65歳以上の市民のみなさまのもとに接種券が届いており、これについて非常に多くのご意見を頂いています。いつ始まるのか、会場はどこになるのかなどは記されておらず、それを聞きたくてコールセンターに電話した方もおられましたが、「まだ決まっていない」「ワクチンがいつ届くかもわからない」しかいわれなかったとのことでした。

「なにも決まっていないのであればなぜ接種券を配ったのか」「中に入っていた案内ではわからないから電話するとお金をとられる仕組みになっている」「結局接種を受けるためになにをしたらいいのか」など、怒りも含んだ声が届いています。同じような声が他の議員のみなさんにも寄せられたようで、委員会では質問が多く出されました。委員会での報告や質疑を通じて現段階で分かっていることを報告します。

1、現在の状況

現在の下関市のワクチン接種の状況は、医療従事者先行接種(1470人分)が終わり、医療従事者優先接種(1万2000人分)がおこなわれている途中です。医療従事者の接種を終えないまま、並行して、高齢者優先接種が今週15日から始まります。

2、高齢者優先接種

65歳以上のみなさんへの接種(高齢者向け優先接種)ですが、15日から高齢者施設の入所者を優先しておこなわれます(クラスターの発生を防ぐため)。ただ、現在市内の施設入所者は約6500人ほどおられ、これを終わらせるために必要なワクチンが4月中に入ってくるものでは足りませんので入所者の方が終わるのにも時間を要します。施設入所者以外の高齢者の方々の接種はその後になるため、5月下旬以降になる見込みだということです(ワクチンの入荷次第でもあります)。

3、接種時期、会場の案内について

いつから、どこで接種が始まるのかについてですが、大きな会場でおこなう「集団接種」と個別の医療機関でおこなう「医療機関での接種」の2種類が検討されており、これがどこになるのかは現在調整中です。集団接種となると会場に詰める医療従事者が必要になりますし、医療機関となると、医療従事者の接種が終わっていないことには、接種の受け入れ体制が整わないなどといった事情もあります。いつ、どこで始まるのかが決まれば、下関市から市報、新聞折り込み、ポスティング、下関市ホームページ、しもまちアプリ、地域の保健推進委員さんなどを通じてお知らせがあります。接種は任意ですが、接種をご希望の方は時期・会場のお知らせがあるまで接種券を紛失されないように手元に置いておいてください。

4、接種券を紛失された場合

接種ができる時期よりも2ヵ月ほど早く接種券が配られていますので、すでになくされたという声もあります。そのような方は電話で再発行ができます(本人確認があり)。