65歳以上の集団接種の予約受付が始まります。

5月10日から、65歳以上の市民と対象にした新型コロナワクチン接種集団接種の予約受付が開始されます。ワクチン接種の開始は25日からで、場所は下関市体育館(下関市向洋町1ー12-1)となっています。

 65歳以上の市民のみなさまのもとには3月下旬にワクチンの接種券が郵送で届いていますが、接種時期や会場についてなにも記されておらず、問い合わせを多くいただいていました。ようやく集団接種時期のめどと接種場所が決まり、ホームページ等でも通知がおこなわれています。

詳しくはこちら↓

新型コロナウイルスワクチン接種予約のお知らせ(下関市HP)

 

接種は2回おこなわなければならず、電話やwebで予約する場合は、1回目と2回目を同時に予約しなければなりません。

現在決まっている日程は、1回目として5月25日(火)~28日(金)、2回目として6月15日(火)~18日(金)となっています。1回目の接種の3週間後の同じ曜日以降速やかに2回目接種が必要であるため、2回目の期間の同じ曜日に2回目の接種をすることがよびかけられています。

集団接種をおこなう時間帯は、原則月曜日の午後と火曜日から金曜日の9時~17時まで。ただし、国のワクチン供給量や会場の都合などで接種日時を変更する場合もあるということです。

また、個別の医療機関での接種もおこなわれる予定ですが、どの医療機関で接種できるのかについてはまだ公表されていません。医療従事者の優先接種が終わらないなかで医療機関も受け入れ体制がとれないことや待機場所の確保など、さまざまな事情が関係していますが、これも決まり次第ホームページ等で知らせることになっていますので、しばらくお待ちください。

さらに、予約方法は電話とインターネットとなっていますが、5月10日は多くの方が電話で予約をすることが想定されます。コールセンターが混雑してつながらなかったり、すぐに予約がいっぱいになってしまうことも想定されますが、今後のスケジュールや個別接種のスケジュールの情報は、今後のワクチンの供給量に合わせて出されていきますので、不安はあるかと思いますが、今回予約ができなくても安心してお待ちください。

新型コロナのワクチン接種について

12日より、4月議会が始まりました。

文教厚生委員会で新型コロナワクチン接種についての報告がありましたのでご報告します。

3月末ごろから、65歳以上の市民のみなさまのもとに接種券が届いており、これについて非常に多くのご意見を頂いています。いつ始まるのか、会場はどこになるのかなどは記されておらず、それを聞きたくてコールセンターに電話した方もおられましたが、「まだ決まっていない」「ワクチンがいつ届くかもわからない」しかいわれなかったとのことでした。

「なにも決まっていないのであればなぜ接種券を配ったのか」「中に入っていた案内ではわからないから電話するとお金をとられる仕組みになっている」「結局接種を受けるためになにをしたらいいのか」など、怒りも含んだ声が届いています。同じような声が他の議員のみなさんにも寄せられたようで、委員会では質問が多く出されました。委員会での報告や質疑を通じて現段階で分かっていることを報告します。

1、現在の状況

現在の下関市のワクチン接種の状況は、医療従事者先行接種(1470人分)が終わり、医療従事者優先接種(1万2000人分)がおこなわれている途中です。医療従事者の接種を終えないまま、並行して、高齢者優先接種が今週15日から始まります。

2、高齢者優先接種

65歳以上のみなさんへの接種(高齢者向け優先接種)ですが、15日から高齢者施設の入所者を優先しておこなわれます(クラスターの発生を防ぐため)。ただ、現在市内の施設入所者は約6500人ほどおられ、これを終わらせるために必要なワクチンが4月中に入ってくるものでは足りませんので入所者の方が終わるのにも時間を要します。施設入所者以外の高齢者の方々の接種はその後になるため、5月下旬以降になる見込みだということです(ワクチンの入荷次第でもあります)。

3、接種時期、会場の案内について

いつから、どこで接種が始まるのかについてですが、大きな会場でおこなう「集団接種」と個別の医療機関でおこなう「医療機関での接種」の2種類が検討されており、これがどこになるのかは現在調整中です。集団接種となると会場に詰める医療従事者が必要になりますし、医療機関となると、医療従事者の接種が終わっていないことには、接種の受け入れ体制が整わないなどといった事情もあります。いつ、どこで始まるのかが決まれば、下関市から市報、新聞折り込み、ポスティング、下関市ホームページ、しもまちアプリ、地域の保健推進委員さんなどを通じてお知らせがあります。接種は任意ですが、接種をご希望の方は時期・会場のお知らせがあるまで接種券を紛失されないように手元に置いておいてください。

4、接種券を紛失された場合

接種ができる時期よりも2ヵ月ほど早く接種券が配られていますので、すでになくされたという声もあります。そのような方は電話で再発行ができます(本人確認があり)。

ジビエセンターに冷凍コンテナが設置されました。

ジビエセンター内に設置された冷凍コンテナ(豊田町)

下関市豊田町の「みのりの丘ジビエセンター」内に2月末、保管用の冷凍コンテナが設置されました。この冷凍コンテナは有害鳥獣捕獲にかかわる方々の要望の一つで、今年度予算に計上されていたものですが、新型コロナなどさまざまな事情で遅れ、ようやく実現したものです。

下関市ではシカ・イノシシ・サルなどの有害獣による農作物被害が増えており、高齢化する農家のみなさまの営農に大きな影響を与えきたことは皆さん周知のとおりです。有害鳥獣による被害を理由に、作付けをあきらめ、離農する農家も近年増えていました。

農作物被害を防ぐために有害重を捕獲してくださっている捕獲隊のみなさまのなかで、平成25年につくられたジビエセンターが、捕獲したシカやイノシシを受け入れることができない状態になっていることが指摘されてきました。そこにはセンター側の人手不足もあり、搬入量が多いときに捌き終えることができないことから、搬入を断ってきたそうです。捕獲隊のみなさまの高齢化も進むなかで、捕獲した獣を自分たちで処理することは大変です。捕獲に同行させていただいたさいにも、センターへの搬入が途中でストップし、捕獲隊のみなさまが困っておられました。

そうした実態からセンターの改善が求められており、改善策の一つとしてあがっていたのがセンター内への保管用の冷凍コンテナの設置です。これがあればセンターでの解体・加工が追い付かない日でも最低限の処理だけ済ませて保管しておけば、捕獲量の少ない平日に捌くことが可能になります。たくさん獲れた日でも搬入ができるとなれば捕獲隊のみなさまの意欲にも繋がるでしょう。

ただこのたびコンテナを見せていただいたさい、利用していくうえで改善が必要な個所がいくつかありました。今後、市と関係者の協議がなされていくことと思いますので、用途や使用実態にあわせて改善をおこない、農業の振興の一助となることを願っています。