阿川駅のトイレが整備されます。

豊北町阿川の阿川駅のトイレが改善されることになりました。

写真を見てわかるように、阿川駅のトイレは駅がつくられた昭和3年の同時期に建築されたもので現在築92年となります。建物自体の老朽化もさることながら、そのかたちもいわゆる汲みとり式の「すっとん便所」で、トイレを使用しようと入っても驚いて出てくる観光客も多く、地元のみなさんは駅利用者が気持ちよく使えるトイレに整備してほしいと長年声をあげてこられました。2020年1月には地元の阿川の住民たちが署名をとりくまれ、わずか1週間で1500筆をこえる署名が寄せられています。また、この署名と要望書を携えて阿川地区振興協議会と阿川地区連合自治会長会の代表が市長を訪問するなど、精力的な要望活動がおこなわれてきました。そうしたみなさんの行動と、阿川駅周辺の環境整備プロジェクトが動き始めたこともあり、令和3年6月議会の補正予算案に「阿川駅周辺環境整備事業」として1950万円が組み込まれ、議決をへてトイレの改修が進むことになりました。11月から工事が始まる予定です。

築92年のトイレは振興協議会によって清潔な状態は保たれています。しかしあまりにも古すぎるために観光客や地元住民からも敬遠されてきたのが現実で、近隣の民家にはトイレを貸してほしいという方が来られたり、夏祭りで浴衣の女性が困っていたりという実態が話題になっています。「観光、観光というわりに、観光客を受け入れられるトイレではない」などのご指摘もいただいています。このたび住民のみなさんが声を上げたことで改善に至ったのは大きな成果ですが、一方で課題もあります。それは、議会で示された事業計画の内容では、箱型の多目的トイレを一基設置するもので、男女が別々になっていません。せっかくつくるのであれば、みんなが気持ちよく使えるトイレにするべきで、そうした声を行政に聞いてほしい、一緒にいいトイレをつくれれば、という声が地域の方から届いています。さらに、上市自治会ではアンケート調査もおこなわれており、大多数の方が、一基では足りず予算内で便器を増やすことを望んでおられます。

ことはトイレですが、せっかく市として整備するのであれば、住民の意見を聞きよりよいものにしていくことが必要だと思います。設置後に維持・管理をしていただくのは今後も地域住民のみなさんになるでしょうし、「税金をかけて役にたたないものをつくった」といわれるよりは、みんなの知恵でいいものができ、豊北町の活性化につながっていくことこそ「まちづくり」ではないでしょうか。阿川のみなさんのご意見を市にしっかり伝えていこうと思います。

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